コラム 初心者向け

相場に影響する年間重要イベント日程カレンダー

2026-04-19

はじめに

相場は日々の値動きだけでなく、定期的に発生するイベントによって大きく動くことがあります。年間カレンダーを把握しておくと、ボラティリティの高まる時期を予測しやすくなります。

本記事では毎年繰り返される主要なイベントを月別にまとめます。発表日時は目安であり、具体的な日程は各機関の公式発表で確認してください。

毎月繰り返されるイベント

イベントタイミング日本時間(目安)
米雇用統計毎月第1金曜日22:30(夏時間21:30)
米CPI毎月中旬22:30(夏時間21:30)
米PPI毎月中旬22:30(夏時間21:30)
米小売売上高毎月中旬22:30(夏時間21:30)
米ISM製造業景況指数毎月第1営業日00:00(夏時間23:00)
SQ日(日本・メジャー/ミニ)毎月第2金曜日寄り付き
日本完全失業率・有効求人倍率毎月月末8:30
日本消費者物価指数毎月月末8:30

各イベントはなぜ重要か(ざっくり)

相場を動かす仕組みを簡単にまとめます。詳細は各用語ページ(リンク)で確認できます。

🏛️ FOMC・日銀会合・ECB

政策金利の変更や今後の姿勢が示される。為替・金利・株価全般が一度に動くため、最も影響範囲が広い。

📊 米雇用統計

米国の雇用状況から景気を読み取る。次回FOMCでの政策判断を市場が織り込み直すため、発表直後は大きく動きやすい。

💹 米CPI・PPI

物価上昇率を示す。インフレが高いほど利上げ継続観測が強まるため、金融政策予測に直結する。

💰 決算シーズン

個別銘柄が業績の良し悪しで大きく動く。時価総額上位企業(アップル、トヨタなど)の結果は指数全体にも波及する。

⚖️ SQ日

オプション建玉の精算日。特定の権利行使価格に向けた短期的な値動き(SQ値荒らし)が発生することがある。

💴 配当権利確定日

個別銘柄で「配当取り」(権利付き最終日までの上昇)と「配当落ち」(翌日の下落)の値動きが発生しやすい。

⛰️ ジャクソンホール会議

FRB議長や各国中銀総裁が講演する経済シンポジウム。重要な政策方針が示唆されることがあり、相場の転換点になりやすい。

☀️ 夏時間切替

相場そのものより運用上の注意。米国・欧州の切替で、日本時間基準の指標発表時刻が1時間変動する。

👥 日本・株主総会集中日

多くの上場企業が同じ日に総会を開く。物言う株主の提案やスキャンダルが個別株に影響することがある。

年間カレンダー(月別)

Q1(1〜3月)
1JAN
  • 🏛️FOMC(月末頃、年初回)
  • 💰米決算シーズン開始(大手金融から)
  • 🌏ダボス会議(中旬)
  • 🧧中国・春節(下旬〜2月上旬)
2FEB
  • 💰米決算シーズン本格化(中旬ピーク)
  • 📊日本Q3決算発表(上旬)
  • 🛍️バレンタイン・小売指標に注目
3MAR
Q2(4〜6月)
4APR
  • 🌸日本の新年度スタート
  • 💰米決算シーズン開始(中旬〜)
  • 🏯日銀会合(月末)※展望レポート
  • 📄米財務省為替報告書(後半〜)
5MAY
  • 🏛️FOMC(月初)
  • 📊日本通期・Q1決算集中(GW明け〜)
  • 💬格言「Sell in May and go away
  • 🌐G7サミット(年により変動)
6JUN
Q3(7〜9月)
7JUL
  • 🏛️FOMC(月末)
  • 🏯日銀会合(月末)※展望レポート
  • 💰米Q2決算発表開始(中旬〜)
  • 📊日本Q1決算集中(月末〜8月上旬)
  • 🏖️夏季休暇入り(商いが細る)
8AUG
  • ⛰️ジャクソンホール会議(下旬・FRB議長講演)
  • 📊日本中間決算発表集中(上旬)
  • 🏜️夏枯れ相場(流動性低下)
  • 📈雇用統計の影響が大きくなりやすい
9SEP
Q4(10〜12月)
10OCT
  • 💰米Q3決算発表開始(中旬〜)
  • 🏯日銀会合(月末)※展望レポート
  • 🍂米国夏時間終了(第1日曜日)
  • 🎃ハロウィンラリー(月末〜11月初)
11NOV
  • 🏛️FOMC(月初)
  • 💰米決算シーズン終盤
  • 📊日本Q2・中間決算集中(上旬〜中旬)
  • 🛍️ブラックフライデー(第4金曜日)
  • 🌐G20サミット(年により変動)
12DEC

定期イベントまとめ

中央銀行の政策会合

  • FOMC: 年8回(1月下旬・3月中旬・5月初・6月中旬・7月下旬・9月中旬・11月初・12月中旬)。3/6/9/12月は経済見通しとドットプロットが発表され注目度が特に高い
  • 日銀金融政策決定会合: 年8回(1月・3月・4月・6月・7月・9月・10月・12月)。4月・7月・10月・1月は展望レポートが発表される
  • ECB政策理事会: 年8回(6週間ごと)

決算シーズン(日米)

四半期米国日本
Q14月中旬〜5月上旬7月下旬〜8月上旬
Q27月中旬〜8月上旬10月下旬〜11月中旬(中間決算)
Q310月中旬〜11月上旬1月下旬〜2月上旬
Q4/通期1月中旬〜2月4月下旬〜5月中旬(通期)

※ 日本は3月決算企業が多数派。米国は12月決算が主流。

日本の株主優待・配当権利確定日

  • 3月末: 3月決算企業(日本企業の多数派)
  • 9月末: 中間配当
  • 6月末・12月末: 一部企業
  • 権利付き最終日は権利確定日の2営業日前

日本のSQ日

  • メジャーSQ(3/6/9/12月): 先物・オプション両方が満期。最も影響が大きい
  • ミニSQ(その他の月): オプションのみ満期
  • いずれも第2金曜日の寄り付きで算出

注意点

  • 日程は年によって微妙に変動することがあります。確定日程は必ず公式ソース(FRB、日銀、各証券取引所、各企業のIR)で確認してください
  • 経済指標の発表時刻は夏時間の切り替わりで1時間変動します
  • 日本の祝日と米国・欧州の祝日は異なるため、片方が休場の日もあります
  • 重要イベント前後はボラティリティが高まる傾向があり、取引コストが増加する可能性があります

まとめ

年間の重要イベントを事前にカレンダー化しておくと、相場が動きやすいタイミングが見えてきます。特にFOMC・日銀会合・米雇用統計・決算シーズン・SQ日は日程を把握しておくと役立ちます。

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本記事は市場構造の一般的な解説であり、投資助言を行うものではありません。記載した日程は目安であり、実際の日程は各機関の公式発表でご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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